シラカバとハンノキの特徴
シラカバ
シラカバはカバノキ科の樹木です。北海道を始め、本州の高原にも広く分布しています。
花粉の飛散時期は3~6月となっています。北海道では少し遅く、4~6月です。
ハンノキと並んで、北海道では最も代表的な花粉症として有名です。
シラカバは雪国を彷彿とさせるような、美麗な白い肌で覆われています。
そのため、特に北海道では街中でもたくさん、このシラカバを見ることができます。
北海道の多くの市で、市を代表する木として認定しているほどです。これほど北海道にふさわしい木は他にないかもしれません。
ただ、それが花粉症の主要な原因となっていることも事実です。
北海道での花粉症患者は、このシラカバ花粉症かハンノキ花粉症のどちらかと言えるくらい、とても多いのです。
さらに問題なのは、シラカバ花粉症と同時に、食物アレルギー症状、すなわち果物過敏症を引き起こすケースが多いということです。
シラカバ花粉症の人の実に半数以上が、この果物過敏症でもあるのです。
りんごやサクランボ、メロンなど、あらゆる果物に対してアレルギー症状を引き起こしてしまうのが、この果物過敏症の厄介なところです。
生で食べた場合にのみアレルギー症状が出る場合も多いです。そういうときは、熱処理することで果物過敏症を回避することもできます。
なぜシラカバ花粉症と果物過敏症が同時に起こってしまうのか、ですが、これはシラカバ花粉のたんぱく質と、当該果物のたんぱく質の構造が、よく似ているためだと言われています。
ハンノキ
ハンノキはカバノキ科の樹木です。日本各地に点在しています。
ただし、ハンノキ花粉症の多くは北海道、あるいは神戸の六甲山付近で起こっています。
ハンノキはあぜ道など湿地帯に生えることが多いです。花粉の飛散時期は1~4月。まさに春先に躍動する花粉です。
この飛散時期はスギ花粉とかぶります。そのため、スギ花粉症と間違える人が多いのが特徴です。
特に北海道では、スギの花粉の飛散はあまりみられません。ですから、スギ花粉症ではなく、実はこのハンノキ花粉症であるケースが多いです。
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